「池袋」の地名の由来

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池袋 地名の由来「池袋」の地名の由来

池袋 地名の由来

池袋は、新宿、渋谷と並ぶ山の手の3大副都心の一つでもあり、池袋駅を中心に巨大な百貨店や専門店、飲食店などが並んでいます。
西武百貨店、池袋パルコ、サンシャインシティ、東武百貨店、ルミネ池袋(旧称メトロポリタンプラザ)、東京芸術劇場、池袋西口公園等があり、日本有数の繁華街のひとつとして親しまれています。
池袋駅の一日平均乗降者数は約271万人、世界3位のターミナル駅でもあります。

また、多くの著名人が眠る雑司ヶ谷霊園などの緑や文化財も多く、立教大学や帝京平成大学といった教育施設、建築家フランク・ロイド・ライトが設計うした自由学園明日館は国の重要文化財に指定されています。泉鏡花、金田一京助、ジョン万次郎、竹久夢二、東條英機といった多くの著名人が眠る雑司ヶ谷霊園は、夏目漱石の小説『こゝろ』の舞台にもなっています。

池に関係する池袋の由来

そんな池袋の地名を調べてみると、戦国時代の古文書に「池袋」の記載があることから、中世にはすでに地名として使われていたようです。江戸時代には「池袋村」という村があったそうです。

池袋の地名由来にはいくつかの説が語られています。

池袋の由来1.土地の特徴説

むかし、この地域は低湿地のため、湧き水が豊富で、川や池があちこちにあったそうです。

「袋」という言葉は「水辺、池川などの水に囲まれた土地、各川の落ち合ったところ」という意味があり、水が湧き出る「ぶくぶく」にも通じているようです。

「池」と「袋」が合体し「池袋」となったと考えるのは自然です。

池袋の由来2.袋池(丸池)説

昔、この地は湿地帯で多くの池があり、袋の形をしていた袋池(丸池)と呼ばれた池が地名の由来となっているという説。
場所は現在の池袋西口の近く、ホテルメトロポリタンの一帯です。

地名由来の池のあった「元池袋公園」が下水道工事のため土地を交換し、平成10年に新しい公園が生まれました。水面を思わせる広場の舗装と、井戸水を利用した小さな滝のある池がかつての池袋地名由来の池を偲ばせます。
夜になると広場の舗装が水面のように光り、水の中にいるような不思議な気分になります。

元池袋史跡公園

元池袋史跡公園 西池袋1-9-12

池袋の由来3.フクロウ説

かつて湿地帯で多くの池があったため、たくいさんのフクロウが生息していました。つまり「池」と「フクロウ」を足して「いけふくろう→いけふくろ→いけぶくろ」とした説があります。

フクロウは、鳥の中では特にふくぶくしく、ぷくーっと膨らんでいるので「袋」をイメージさせます。

確かにフクロウとつながりの深い豊島区。区の鳥もフクロウです。
区内には、ふくろうのオブジェなどがあちらこちらに点在し、ふくろうやみみずくに関する資料館『豊島ふくろう・みみずく資料館』もあります。

池袋を散歩しているとフクロウがあちこちにあるので探してみると楽しいと思いますよ。

池袋駅東口にある『イケフクロウ』の像

池袋駅東口にある『イケフクロウ』の像

池袋駅東口にある『イケフクロウ』の像の説明にはこう書いてあります。

池袋の由来
「池袋」という地名の由来は
袋のような盆地の窪地に
多くの湿地があった。このような
地形の印象から「池袋」という
ようになったのではないだろうか
と言われている。
その地名にあやかり
ここに「ふくろう」の石像を設置しました。

池袋の由来4.亀説

池袋ぱすたかんの箸袋にはなんと「亀」が由来の元になっていると書かれているそうです。

池と袋と亀の話
雑司が谷村の「亀の子島」から、毎夜亀が袋をしょって、住蓮寺さんの先のまあるい池に行きました。
池袋村の昔ばなし

としまみち草の会 参

出典:元池袋史跡公園|豊島区公式ホームページ