池袋といえば多くのショッピング施設やレジャースポットが集まる若者の街といった印象が強いエリアですが、このエリアには歴史的な名所も多く残されており、雑司が谷旧宣教師館もそうしたスポットの一つとして知られています。
雑司が谷旧宣教師館はアメリカ人宣教師のマッケレーブ氏によって明治40(1907)年に建てられた家屋で、池袋のある豊島区内に現存する最古の近代木造洋風建築であることから歴史的価値が高く、豊島区の指定有形文化財に指定されているほか、東京都の指定有形文化財にも指定されています。
館内には現在もマッケレーブ氏が実際に使用していた家具などが残されており、当時の生活の様子を垣間見ることができるほか、彼の宣教師として行った布教活動や慈善活動を記録した写真や映像も閲覧することが可能となっています。
雑司が谷旧宣教師館へは電車の場合は有楽町線「東池袋駅」または「護国寺駅」から徒歩12分、バスの場合は都営バス「雑司が谷霊園入口」下車後、徒歩8分でそれぞれアクセスすることが可能です。