西武池袋本店が約1カ月半ぶりに営業を再開

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西武池袋本店が約1カ月半ぶりに営業を再開西武池袋

西武池袋本店が約1カ月半ぶりに営業を再開

新型コロナウイルス感染防止で食品売り場を除いて臨時休業していたそごう・西武の百貨店、西武池袋本店(東京)が23日、約1カ月半ぶりに衣料品といった生活必需品の売り場を中心に営業を再開しました。

営業再開は首都圏における緊急事態宣言の発効(4月7日)以来46日ぶりということになります。

感染防止対策として店舗の入り口などに消毒液を設置。
また、館内の消毒や換気の徹底に加え、従業員に検温を実施して顧客の不安解消に努めるということです。

売り場は美術、呉服、宝飾や化粧品、および一部取引先の店を除いて全館の7割が再開した。また、先に玉川、日本橋などで再開した高島屋では休業を続けていた婦人・紳士の特選衣料やハンドバッグも売り場のほとんどが再開。「エルメス(HERMES)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「グッチ(GUCCI)」「ロエベ(LOEWE)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」などラグジュアリーブランドが店を開けました。

再開当日、午前10時の開店前から50人以上が列を作り、オープンすると検温を受け、手を消毒してから買い物を楽しみました。久保田俊樹本店長は「婦人服や生活雑貨を購入したいという声が多かった。感染対策を整え、ようやくお迎えできた」とコメントしています。

館内は週末ということもあり、2階婦人雑貨や7階インテリアなど比較的にぎわいました。
東京都北区の50代女性は「西武(池袋本店)は勤め先から徒歩圏内なので、今日はハンドタオルを買いに来た。
子どものランドセルから毎日の食品の買い物まで、20年来お世話になってきた店。ネット通販には抵抗があり、早く化粧品売り場も再開してくれるとうれしい」と話しました。

西武池袋は都内でも屈指のトラフィックがある池袋駅直結の店舗であることから、感染防止のための水際対策には力を入れています。

全44カ所ある館の入り口のうち半分は閉め、出入りの多い13カ所で検温を実施しています。売り場ではレジに飛沫感染防止シートを設置し、従業員は接客を最小限にとどめ、その旨を明記したバッジを胸につけています。

マスクや手袋、売り場によってはフェイスガードを装着。スーツやシャツの採寸には使い捨ての紙製メジャーを用いる徹底ぶりです。

靴売り場では試し履きした後の商品を消毒する対策をとります。1日で約3000人にのぼる従業員は出勤前の検温を義務付け、平熱より高い場合は欠勤させる。勤務や退勤の時間をズラすことで、バックヤードの混雑を緩和する。

そごう・西武では同日、首都圏の埼玉、千葉、東京、神奈川の4都県にある計8店が再開。政府の緊急事態宣言を受け、池袋本店と同様に4月8日から休業していました。

高島屋は5月14日から段階的に東京・日本橋のショッピングセンターや大宮店(さいたま市)などで、時間を短縮して日用品などの売り場を営業しています。全館休業中の松屋銀座(東京)は25日に食品売り場、6月1日には全館で営業を再開する予定となっています。

出典:WWD JAPAN.com